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Step.2 お部屋探しのポイント

毎年、新入生がご両親やご兄弟と同伴で来店されます。しかし、なかなかお部屋が決まらず、最後に「えい、これでいいや!」で物件を決めてしまうケースがしばしばあります。準備することなく来店されて、掲示してある物件情報から場当たり的に選び出して、あれもこれも見学に行きたいという希望を出される方にこの傾向が強く見られます。
また、新入生ご本人の希望やご両親の思い、あるいは他のご家族の意見がバラバラでまとまりがつかない場合にも、なかなか決まりません。

学生住宅部 西宮上ケ原キャンパス・マイルーム店では「3物件ぐらいに絞った方が良いですよ」とアドバイスをしています。
といいますのは、3物件をご案内するのに、概ね1時間半程度かかるからです。
これ以上時間をかけると、見学されている方に疲労感が出て、しっかりとした物件の品定めが出来なくなるからです。

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「たくさんの物件を見たい。」という気持ちは良く分かります。でも時間がかかる。帰りの電車の時間も迫ってくる。たくさんの物件を見てしまうと、どの物件がどのような良いところがあったのか、なかったのか混乱してしまいます。
最後には疲れてしまって、投げやりな気持ちで、決めてしまう。このようなケースがよくあります。
このように一時に多くの物件を見て決めた物件が、果たして、満足のいく自分に相応しい物件であったのでしょうか?少し疑問が残るところです。

物件選びのコツは、効率的に見学したい物件を絞り込むことにあります。
そのためには、お部屋を探す上での「ものさし」と、その優先順位が決まっていることが肝要です。
では、どのような「ものさし」があるのでしょうか?

お部屋を決める基準には、大きく分けて4つのファクターがあります。

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1.距離

関学からの距離、駅やバス停からの距離、あるいはスパーや銀行などの商業施設からの距離のいずれを重視するかによって選択の地域が変わります。

案内広告物においては、距離を徒歩による時間で表現しています。1分は80mです。例えば徒歩3分という表現であれば、161m〜240mの間であることを意味しています。

距離

2.面積(1住戸の面積と居室の面積)

面積は2つの面積を検討します。ひとつは、居室の面積です。居室面積は、普通帖数で表現されています。今使っておられる自分の部屋を基準に、どれだけの帖数が必要かを検討しておきましょう。

ワンルームにおいては、6〜10帖程度の広さが一般的です。
今ひとつは、住戸全体の面積です。普通はm2で記載されます。バス・トイレ・洗面が一つのユニットになった3点式ユニットタイプ+ミニキッチン+居室6帖ですと概ね18m2の広さになります。3点式ユニットの代わりに、バス・トイレセパレートタイプですと、概ね21m2程度となります。さらに、居室を7〜8帖以上にすると、25m2程度になります。居室10帖ですと30m2となります。

ワンルーム(1R、1K、1DKなど)でなく、2DK以上になりますと、建具や居室の壁面積が多くなりますので、入居時の差入れ保証金や礼金等が高額になります。居住年数が4年程度の学生には、割高になるでしょう。

面積

3.設備

もっともシンプルなワンルームの設備は、バス・トイレ・洗面が同一ユニットに組み込まれた3点式ユニット、ミニキッチン、エアコン、物入れです。
これ以外に、バス・トイレセパレート、大型ワイドキッチン、クローゼット、シューズボックス、冷蔵庫置き場、洗濯機置き場、洗面化粧台、シャンプードレッサー、浴室乾燥機、居室照明などが代替・付加されていきます。
最近では防犯上の問題で、シャッター、カメラ付きインターホンなどが付いたものもあります。

それから、これは意外と見落としがちですが、インターネットインフラの問題もあります。
ADSL、FTTH(一般住宅タイプ・マンションタイプ)、CATVなど、どのインフラが使えるかもチェックしておきましょう。
レポート提出に必要な場合もありますし、何より就職活動には必須のものです。

関学生協では、インターネットインフラを物件広告に掲載しています。加えて購買部で相談や申し込みの手続きの受付を行っています。

設備

4.月々の支払額

月々に払うお金は、家賃と管理・共益費です。中には水道光熱費を家主さんに納める場合も有ります。

月々の支払額で比較するならば、家賃+管理・共益費で比較するとよいでしょう。
なお、学生専門業者の中には、前払い家賃方式をとっている業者さんもありますので、注意して下さい。

物件にはそれぞれ持ち味があり、良いところがあります。その物件の持ち味と良いところは何なのかを見極めましょう。
そして、自分のライフスタイルの中で、先に揚げた4つのファクターで、何を重要視するのか優先順位意決めておきましょう。

予算の範囲内で、割安感のある物件を選ぶのがポイントです。ハイスペックで家賃の高い物件が、あなたに相応しい物件とは限りません。

前もって、家族で話し合っておきましょう。勿論、来店時には関学生協のスタッフが、地域事情や学生生活のアドバイスも交えて、お部屋選びのお手伝いを致します。

距離

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住まい探しの4つのSTEP